CBN色彩講座01…日本の色彩デザインの潮流


“SCIENCE of DESIGNと色彩” 
向井周太郎 武蔵野美術大学名誉教授


●CBN(カラーデザインネットワーク)では、日本の色彩デザインの歴史を探る講座を開設します。今日、日本の色彩デザインの活動領域は広がり、多様な発展を遂げました。CBNでは、このような広がりのある展開の今後を考えるために、これまでの日本の色彩学の歴史や色彩デザインの活動を振り返り、記録しておくべきだと考えました。
第1回は1950年代にドイツのウルム造形大学に留学し、その後、武蔵野美術大学で、新しいタイプの人材の育成とデザイン学の形成をめざして基礎デザイン学科の設立に従事し、永くその学科の主任教授として、デザインや色彩の理念を説いてきた
向井周太郎名誉教授に、当時の色彩デザインの考え方、そして今後の色彩デザインが目指すべき方向について、お話をお聞きします。

●日 時:2015年9月12日(土) 16:00 ~ 18:00
 場 所:一般財団法人日本ファッション協会会議室
     東京都千代田区神田神保町1-5-1神保町須賀ビル7階
 参加費: 2000円(当日会場にて徴収/終了後、簡単な懇親会を予定しています)
 募集人員:先着50名
●詳細・申込先: http://www.japanfashion.or.jp/seminar/cbn_20150912/

●講座内容
・はじめに 基礎デザイン学科の色彩論…色彩計画家 吉田愼悟
・生命の原像へ、生成の原記憶へ…武蔵野美術大学名誉教授 向井周太郎
・これからの色彩デザイン…会場との会話

●向井周太郎
・1932年、東京生まれ。インダストリアル・デザイナー。
・1955年、早稲田大学商学部卒業。同文科系大学院商学研究科(経営経済学専攻)在学中にJETROのデザイン留学制度で一年間、ドイツ・ウルム造形大学に留学。同大学においてマックス・ビル、オトル・アイヒャー、マックス・ベンゼ、トーマス・マルドナード、オイゲン・ゴムリンガー、ヘレーネ・ノンネ=シュミット、エリザベート・ヴァルターらに学ぶ。
・1957年、帰国後、通産省工業技術院産業工芸試験所意匠研究部研究生、豊口デザイン研究所(インダストリアル・デザイン、インテリア・デザインに従事)を経て、1963-64年、ウルム造形大学インダストリアル・デザイン研究所フェロー及び
1964-1965年、ハノーヴァー大学インダストリアル・デザイン研究所フェローとしてデザインの研究開発と教育に従事。
・1965年、帰国後、武蔵野美術大学で新設学科として基礎デザイン学科(1967年発足)の起案と設立に従事。以後、デザイナーとして活動する一方、同学科において新しいタイプの人材の育成とデザイン学の形成に力を注ぐ。
・2003年、武蔵野美術大学名誉教授。

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